名古屋工業大学・小野克彦研究室では、有機分子を設計・合成し、有機パイ電子系に基づく新たな機能を開発します。現在注目している分野は、有機半導体や有機太陽電池といった有機エレクトロニクスおよび超分子ナノチューブに関する研究です。これらの研究を推進して、スマートエネルギー社会の実現を目指します。

研究室ニュース

小野研新メンバー紹介 (2018-04-01)

4月から新4年生を迎えて新体制がスタートしました。 徳海 裕也、廣嶋 孝治、森 義貴 研究室メンバーの活躍を楽しみにしています! http://ono.web.nitech.ac.jp/wordpress/member […]

日本化学会 第98春季年会 (2018)での発表 (2018-03-22)

2018年3月20–23日に日本化学会 第98春季年会 (2018)が開催されました。当研究室からは、1名が口頭発表、2名がポスター発表を行いました。 πスペーサーを有するホウ素キレート化合物の半導体特性 ◯杉浦 壮、鈴 […]

2nd FRIMS International Symposium on Frontier Materials (2018-02-02)

2018年2月1–2日に材料科学フロンティア研究院主催の国際シンポジウム(2nd FRIMS International Symposium on Frontier Materials)が開催されました。当研究室からも3 […]

実務型教員による大学院講義 (2018-01-23)

山口裕二先生(東京化成工業)による実務型教員の大学院講義を開講しました。本講義により有機エレクトロニクスの面白さを改めて実感することができました! 講義科目・日時等 講義名:超分子固体化学特論 講師:山口 裕二 氏(東京 […]

第48回中化連秋季大会での発表 (2017-11-12)

M2の牧野雄也君が第48回中化連秋季大会で発表しました。今回は、特別討論会 「躍進する有機化学 」にエントリーしました。落ち着いて発表することができ、とても良かったと思います。本研究は前駆体法を利用する製膜プロセスに関す […]

研究紹介

研究報告

Multifunctional organic dyes: anion-sensing and light-harvesting properties of curcumin boron complexes”
M. Tsuchikawa, A. Takao, T. Funaki, H. Sugihara, and K. Ono
RSC Advances 2017, 7, 36612-36616. Link

モバイル端末に搭載するデバイスとして有機物質を使った太陽電池が注目されており、色素増感太陽電池はその中の一つである.これは,その名のように色素が太陽光を吸収して電流へ変換することにより作動する.これをモバイル端末として身に着ける技術(ウェアラブルテクノロジー)へ応用するには,人間や環境にとってやさしい材料の開発が重要になる.天然色素はこの候補であるが,単独使用では十分な性能は得られていない.本研究ではウコンなどに含まれるクルクミンに着目し,これをホウ素で機能化した新規色素を開発した.その結果,この色素は天然色素を大幅に超える太陽電池性能を示した.
一方,クルクミンはポリフェノール類の一種であるため,フェノール部分が外的刺激を受けることで色変化を示した.例えば,純水を添加しても色変化は起こらないが,ミネラルウオーターでは含有イオン量により色変化(赤→青)が観測された.
これらの色素機能の組み合わせは,医療用端末などへの応用を期待させる.また,ホウ素による機能化は天然色素の材料応用にとって有効な手法になることが明らかになった.