名古屋工業大学・小野克彦研究室では、有機分子を設計・合成し、有機パイ電子系に基づく新たな機能を開発します。現在注目している分野は、有機半導体や有機太陽電池といった有機エレクトロニクスおよび超分子ナノチューブに関する研究です。これらの研究を推進して、スマートエネルギー社会の実現を目指します。

研究室ニュース

小野研究室の論文がChem. Asian J.誌のCover Featureに選ばれました  (2019-04-11)

小野研究室の論文がChemistry – An Asian Journal誌のCover Featureに選ばれました。 研究論文「Difluoroboron Chelation to Quinacridonequino […]

2019年度入学式が開催されました (2019-04-07)

2019年4月7日(土)に名古屋市公会堂で入学式が開催されました。当研究室では、廣嶋孝治君、森 義貴君、ZHENG Shaokun君が大学院修士課程に入学しました。天気に恵まれ、久しぶりに公会堂で行う入学式は心に残るもの […]

2019年度がスタートしました (2019-04-01)

小野研メンバーとして、SON Mingon君・武田昌之君・田尻直孝君が加入し、2019年度がスタートしました。小野研メンバーの今後の活躍に期待しています。 とにかく寒い花見でした。ボウリング大会では松岡君が優勝しました。 […]

平成30年度卒業式が開催されました (2019-03-27)

平成31年3月27日(水)に⽇本特殊陶業市⺠会館 フォレストホールで卒業式が開催されました。当研究室では、杉浦壮君、森谷晃一朗君、弓岡史奈さんに修士号(工学)授与されました。また、徳海裕也君、廣嶋孝治君、森義貴君には学士 […]

共同研究の論文がEur. J. Org. Chem.誌のFront Cover に選ばれました (2019-03-21)

小野研究室と共同研究している北村研究室(滋賀県立大)の論文がEur. J. Org. Chem.誌のFront Cover に選ばれました。おめでとうございます。 論文タイトル: Synthesis and Charac […]

研究紹介

研究報告

小野研究室の論文がChemistry – An Asian Journal誌のCover Featureに選ばれました。
研究論文「Difluoroboron Chelation to Quinacridonequinone: A Synthetic Method for Air-Sensitive 6,13-Dihydroxyquinacridone via Boron Complexes」が高く評価され、Chemistry – An Asian Journal 誌のCover Featureに選ばれました。

キナクリドン類は鮮明な色と耐久性を兼ね備えた高性能の赤色合成顔料であり、自動車の塗装・印刷インキ・プラスチックの着色などに用いられています。近年では、太陽電池・有機EL材料などの有機エレクトロニクス分野に向けて活発に研究が行われています。一方、当研究室ではホウ素錯体を用いて有機機能性材料の研究開発を行っています。本研究では新たな合成顔料を開発する目的でキナクリドンキノン(QQ)へのホウ素錯体(BF2)導入反応を調査しました。その結果、生成した濃緑色物質は当初予想したQQ-BF2ではなく、それが2電子還元された6,13−ジヒドロキシキナクリドン(QA-OH)のBF2錯体(QA-BF2)であることを発見しました。実は、2電子がどこから注入されたか未だに分かりません。Cover Pictureの「From Where?」はそれを指しています。また、QA-BF2の加水分解によって濃紺色のQA-OHが生成し、さらに空気酸化によって黄色のQQが再生しました。これにより、ホウ素錯体を介してQQからQA-OHに変換する新しい合成経路の開発に成功しました。本研究成果は、新規顔料だけでなく還元剤や酸素センサーの開発へ応用が期待されます。

<掲載論文>  Chemistry – An Asian Journal
<掲載内容>  Cover Feature