研究室ニュース

中野謙信君が日本化学会 第104春季年会 (2024)でポスター発表を行いました!

日本化学会 第104春季年会 (2024)
発表日:2024年3⽉18⽇(月) 10:00 ~ 11:30
開催場所:日本大学 理工学部

[P2-1am-41]
Synthesis of Three-Dimensional Organic Boron Compounds with Unique Structure
(特異な三次元構造をもつ有機ホウ素化合物の開発)
○Kenshin Nakano, Katsuhiko Ono

Key words︓Organoboron Compound, β-diketone, Three-Dimensional Structure, J-aggregation, Organic Photovoltaics

「名工大テクノフェア」は、本学の先端研究シーズを皆様に公開することで、モノづくりにおける共創を探る場です。今年もオンラインで開催しております。当研究室も参加しておりますので、是非ご覧ください。

小野研究室Webサイト(名工大テクノフェア2023」特設ページ内)

機能性材料を合成するためのγ-ハロ-β-ジケトン化合物

小林寛法君が第1著者として作成した研究論文がAsian Journal of Organic Chemistryに掲載されました。

“Dioxaborin Compounds with Terminal Carbazole Groups: Enhancing Electron Acceptor in Organic Photovoltaics”
H. Kobayashi, S. Izawa, C. Kitamura, M. Hiramoto, K. Ono, Asian J. Org. Chem. 202312, ajoc.202300377. Link

The transformation of an electron donor into an electron acceptor in organic photovoltaics was achieved. A triphenylamine-based dioxaborin compound functioned as an electron donor and a new carbazole-based compound functioned as an electron acceptor. This research strategy is useful for the development of nonfullerene acceptor materials.

有機薄膜太陽電池において、電子供与体から電子受容体への変換が達成された。トリフェニルアミン系ジオキサボリン化合物が電子供与体として機能し、新規カルバゾール系化合物が電子受容体として機能した。この研究戦略は、非フラーレンアクセプター材料の開発に有用である。

The 15th Kyoto International Conference on Organic Chemistry (IKCOC-15) was held at the Rihga Royal Hotel in Kyoto from November 20 to 23, 2023, and two students attended that conference.
URL:  https://ikcoc15.org/

Regioselective Halogenation to the γ-Methyl Groups of β-Diketone Compounds via Their BF2 Complexes
〇Kyosuke Kojima, Katsuhiko Ono

Solid-State Photophysical Properties Based on Assembly of Bis(dioxaborine) Derivatives
〇Hironori Kobayashi, Ken Watanabe, Yoshitaka Mori, Katsuhiko Ono

 

第54回中化連が11月11日(土),12日(日)に三重大学で開催されました。当研究室から小島杏介君が発表しました。
https://confit.atlas.jp/guide/event/chukaren54/top

β-ジケトネートBF錯体を経由するβ-ジケトン類の位置選択的なγ-ハロゲン化反応の開発
〇小島 杏介、小野 克彦

小島杏介君が日本化学会 第103春季年会 (2023)で口頭発表を行いました。

日本化学会 第103春季年会 (2023)
発表日:2023年3⽉22⽇(⽔)
開催場所:東京理科大学 野田キャンパス

[K702-1am-10] BF2錯体を経由したβ-ジケトン類の位置選択的なγ位ハロゲン化反応の開発
○⼩島 杏介、⼩野 克彦

キーワード︓位置選択的ハロゲン化、β-ジケトン、BF₂錯体、N-ハロスクシンイミド、アミン触媒

小野研究室では、β-ジケトン化合物におけるγ-メチル基のハロゲン化法を開発したので、その成果について出願しました。

「β-ジケトネートホウ素錯体のγ-メチルハロゲン化物とその合成方法」 特願2023-032447
内容:β-ジケトン化合物におけるγ-メチル基のハロゲン化法に関する発明。β-ジケトネートホウ素錯体に誘導することで簡便で位置選択的なハロゲン化を可能にし、脱ホウ素化することでβ-ジケトン化合物のγ-メチルハロゲン化物を合成する手法です。
発明者:小野克彦、小島杏介
出願日:2023年3月3日

小野研究室は1号館改修のために2号館(教員816B室・学生818B室)に仮移転しました。仮移転の期間は、2022年9月12日から2023年7月頃を予定しています。1号館の改修が終了した際は1号館へ戻ります。

研究室に御用のある方は2号館へお越しください。

【引越風景】
①写真:20年間使った実験台が解体された。②写真:引越前日は晴天で外がとても眩しかった。③写真:まとめられて運搬を待つ状態の実験機器たち。④写真:行先を待つダンボールたち。⑤写真:学生部屋も片付きました。20年間どうもありがとうございました。

 

  

【2号館】9月12日、引っ越しが無事に終了しました。研究室から見る眺めは絶景です(名古屋港方面)!

 

 

小嶋洋平君と小林寛法君が、第53回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 特別討論会の「有機化学の新展開」でオンライン発表を行いました。

11月5日1D会場9時30分~10時10分(座長 太田哲先生)
1D01〇小嶋洋平・小野克彦
キナクリドンキノンを起点とするキナクリドン誘導体の合成と光還元反応

1D02〇小林寛法・伊澤誠一郎・平本昌宏・小野克彦(名工大院工・分子研)
結合様式の異なるカルバゾールをもつジオキサボリン誘導体の開発と有機薄膜太陽電池におけるドナー/アクセプター応答性の変化

小林寛法君・渡邉賢君・小嶋洋平君の3名が32回基礎有機化学討論会でポスター発表を行いました!
研究室が引っ越しの最中でしたが、がんばってもらい、発表も引っ越しも上手くできました。

9/20(火)
〇小林寛法・小野克彦
1P009:結合様式の異なるカルバゾールをもつジオキサボリン誘導体の開発

9/21(水)
〇渡邉賢・森義貴・小野克彦
2P012:アルコキシ置換ビスジオキサボリン誘導体の集合構造に基づく固体物性

〇小嶋洋平・小野克彦
2P074:キナクリドンキノンを起点とするキナクリドン誘導体の合成と光還元反応