名古屋工業大学・小野克彦研究室では、有機分子を設計・合成し、有機パイ電子系に基づく新たな機能を開発します。現在注目している分野は、有機半導体や有機太陽電池といった有機エレクトロニクスおよび超分子ナノチューブに関する研究です。これらの研究を推進して、スマートエネルギー社会の実現を目指します。
研究室ニュース
第55回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 (2024-10-27)
中野謙信君、犬飼風雅君、川井浩暉君が第55回中部化学関係学協会支部連合秋季大会で成果発表を行います!有機ホウ素化合物の研究に興味がある方はぜひお越しください。 第55回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 発表日:2024 […]
日本化学会 第104春季年会 (2024) (2024-03-01)
中野謙信君が日本化学会 第104春季年会 (2024)でポスター発表を行いました! 日本化学会 第104春季年会 (2024) 発表日:2024年3⽉18⽇(月) 10:00 ~ 11:30 開催場所:日本大学 理工学部 […]
名工大テクノフェア2023に参加中です (2023-11-08)
「名工大テクノフェア」は、本学の先端研究シーズを皆様に公開することで、モノづくりにおける共創を探る場です。今年もオンラインで開催しております。当研究室も参加しておりますので、是非ご覧ください。 小野研究室Webサイト(名 […]
Asian Journal of Organic Chemistryに掲載されました (2023-08-12)
小林寛法君が第1著者として作成した研究論文がAsian Journal of Organic Chemistryに掲載されました。 “Dioxaborin Compounds with Terminal Carbazol […]
The 15th International Kyoto Conference on New Aspects of Organic Chemistry(IKCOC-15) (2023-07-31)
The 15th Kyoto International Conference on Organic Chemistry (IKCOC-15) was held at the Rihga Royal Hotel in K […]
研究紹介
研究報告
小野研究室の論文がAsian Journal of Organic Chemistry誌に掲載されました。
“Dioxaborin Compounds with Terminal Carbazole Groups: Enhancing Electron Acceptor in Organic Photovoltaics”
H. Kobayashi, S. Izawa, C. Kitamura, M. Hiramoto, K. Ono, Chem. Asian J. Org. Chem. 2023, 12, e202101262. Link
The transformation of an electron donor into an electron acceptor in organic photovoltaics was achieved. A triphenylamine-based dioxaborin compound functioned as an electron donor and a new carbazole-based compound functioned as an electron acceptor. This research strategy is useful for the development of nonfullerene acceptor materials.
有機薄膜太陽電池の材料研究において、電子供与体から電子受容体への変換が達成されました。トリフェニルアミン系ジオキサボリン化合物が電子供与体として機能し、新規カルバゾール系化合物が電子受容体として機能します。この研究戦略は、非フラーレンアクセプター材料の研究を推進するものと期待されます。