研究室ニュース

2019年11月25–26日に 第3回材料科学フロンティア研究院国際シンポジウムが名古屋工業大学で開催されます。当研究室からは、松岡拓哉君、森義貴君、武田昌之君がポスター発表を行う予定です。

3nd FRIMS International Symposium on Frontier Materials

ポスターセッション
2019年11月25日(月)16:05-17:35 4号館ホール(予定)

Takuya Matsuoka
Synthesis, photoluminescence properties, and crystal structures of 2,5-diaryl-N-Boc-pyrroles

Yoshitaka Mori
Solid-state electronic properties based on assembly of 4,4’-bis[(6,6’-diphenyl)-2,2-difluoro-1,3,2-dioxaborine]

Masayuki Takeda
Synthetic method for 6,13-dihydroxyquinacridone via difluoroboron chelation to quinacridonequinone

2019年度小野研究室ゼミ旅行 ~箱根湯本~

「今年度テーマ(企画書より)」
2019年度の研究活動が始動してから約 10カ月が経とうとしている。就職活動や大学院入試が落ち着き、ようやくメンバー全員が揃って研究に勤しめるようになった。安全第一に研究室を運営することを再確認するとともに、自らの身体を使って感じ、そこにある事象を考え、自身の研究のインスピレーションを高めて行きたい。また、ゼミ旅行を通 じてメンバー間の親睦を深め、これからの研究活動を一体感をもつて取り組むことが今後のテーマとなる。そこで、本レクリエーションを企画し、実施するものである。

開催日:2019年10月10-11日
写真はフォレストアドベンチャー箱根にて

箱根を満喫し、安全に行って来れたので、とても良い旅行になりました。
(なるほど・・・小野)

第30回基礎有機化学討論会が2019年9月25-27日に大阪国際交流センターで開催されました。小野研究室から1件の口頭発表を行いました。

2019年9月25日(水)
1B06 キナクリドンキノンへのホウ素キレート化による6,13‐ジヒドロキシキナクリドンの合成
(名工大院工) ○小野克彦・森谷晃一朗・島田涼平
(内容)Chemistry—An Asian Journal誌に発表されたキナクリドン誘導体の研究開発に関する発表を行いました。質疑応答では、キンヒドロン錯体の作製について質問があり、新たな展開へのヒントをもらいました。数々の魅力的な講演の中で、発表者は冷や汗をかきながらの発表でしたが、久しぶりにかなり興奮しました。とても楽しかったです。

月刊「化学」「2019年の化学:最新のトピックス」に有機ホウ素錯体に関する記事が掲載されました。タイトルは「ホウ素元素をいかに利用するか?~有機ホウ素錯体の研究動向」です。その内容は4つのトピックスからなっており、最後のトピックが小野研で行った研究成果になります。

・分子集合を利用した固体発光材料の開発
・有機発光ダイオードにおける近赤外発光材料の開発
・アニオン捕捉による有機反応触媒の開発
・ホウ素錯体を介した物質変換反応の開発

4つのトピックスがコンパクトに2ページにまとまっているため、学生の皆さんにも読みやすい内容になっていると思います。また、これをきっかけに他の記事もぜひ読んでみてはいかがでしょう。
「化学」は本学の図書館で開架されていないため、小野研究室で雑誌を入手しました。学習の参考資料として是非ご活用ください。

<発表雑誌>
雑誌名 :月刊「化学」
タイトル:ホウ素元素をいかに利用するか?~有機ホウ素錯体の研究動向

<問い合わせ先>
小野克彦研究室(1号館516B, 519B)

小野研究室の論文がChemistry – An Asian Journal誌のCover Featureに選ばれました。

研究論文「Difluoroboron Chelation to Quinacridonequinone: A Synthetic Method for Air-Sensitive 6,13-Dihydroxyquinacridone via Boron Complexes」が高く評価され、Chemistry – An Asian Journal 誌のCover Featureに選ばれました。

キナクリドン類は鮮明な色と耐久性を兼ね備えた高性能の赤色合成顔料であり、自動車の塗装・印刷インキ・プラスチックの着色などに用いられています。近年では、太陽電池・有機EL材料などの有機エレクトロニクス分野に向けて活発に研究が行われています。一方、当研究室ではホウ素錯体を用いて有機機能性材料の研究開発を行っています。本研究では新たな合成顔料を開発する目的でキナクリドンキノン(QQ)へのホウ素錯体(BF2)導入反応を調査しました。その結果、生成した濃緑色物質は当初予想したQQ-BF2ではなく、それが2電子還元された6,13−ジヒドロキシキナクリドン(QA-OH)のBF2錯体(QA-BF2)であることを発見しました。実は、2電子がどこから注入されたか未だに分かりません。Cover Pictureの「From Where?」はそれを指しています。また、QA-BF2の加水分解によって濃紺色のQA-OHが生成し、さらに空気酸化によって黄色のQQが再生しました。これにより、ホウ素錯体を介してQQからQA-OHに変換する新しい合成経路の開発に成功しました。本研究成果は、新規顔料だけでなく還元剤や酸素センサーの開発へ応用が期待されます。

<掲載論文>  Chemistry – An Asian Journal
<掲載内容>  Cover Feature

 

2019年4月7日(土)に名古屋市公会堂で入学式が開催されました。当研究室では、廣嶋孝治君、森 義貴君、ZHENG Shaokun君が大学院修士課程に入学しました。天気に恵まれ、久しぶりに公会堂で行う入学式は心に残るものだったと思います。3人の今後の活躍を楽しみにしています!

 

 

 

 

小野研メンバーとして、SON Mingon君・武田昌之君・田尻直孝君が加入し、2019年度がスタートしました。小野研メンバーの今後の活躍に期待しています。

とにかく寒い花見でした。ボウリング大会では松岡君が優勝しました。(2019年4月2日)

平成31年3月27日(水)に⽇本特殊陶業市⺠会館 フォレストホールで卒業式が開催されました。当研究室では、杉浦壮君、森谷晃一朗君、弓岡史奈さんに修士号(工学)授与されました。また、徳海裕也君、廣嶋孝治君、森義貴君には学士号(工学)が授与されました。おめでとうございます。さらなる飛躍を楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小野研究室と共同研究している北村研究室(滋賀県立大)の論文がEur. J. Org. Chem.誌のFront Cover に選ばれました。おめでとうございます。


論文タイトル: Synthesis and Characterization of Soluble Directly 2,2′-Linked Tetracene Dimer

表紙情報: https://doi.org/10.1002/ejoc.201900305

論文情報: DOI: 10.1002/ejoc.201801333

小野研究室の論文がChemistry—An Asian Journal誌に発表されました。本研究は、主に森谷晃一朗君の修士論文をまとめたものです。

論文タイトル:Difluoroboron Chelation to Quinacridonequinone: A Synthetic Method for Air-Sensitive 6,13-Dihydroxyquinacridone via Boron Complexes
論文ページ:https://doi.org/10.1002/asia.201900219

概要:キナクリドン誘導体は機能性色素材料として工業的に注目されている物質です。そこで、キナクリドンキノン(QQ)へのBF2キレート化を行いました。 得られた濃緑色の固体は、6,13−ジヒドロキシキナクリドン(QA-OH)のBF2錯体であり、そしてQA-BF2 であると決定されました。 この化合物をアルゴン中で加水分解して濃紫色の固体としてQA-OHが得られました。 さらに、QA-OHは空気酸化またはベンゾキノンの存在下でQQに変換されました。 本研究では、BF 2錯体を経由するQQからQA-OHへの新しい合成法を見出しました。