研究室ニュース
創造工学教育課程で大学受験するみなさんや、卒業研究でどういった研究室に行こうかと悩んでいるみなさんの参考になればと思い、研究室メンバーからのメッセージ(第一弾!)を掲載します!
自分が小野研を選んだ理由は第一に、研究室体制の規模にあります。現在、小規模体制で運営されている小野研究室。ここでは、自らの意思決定に基づく大きな裁量が与えられており、主体的な研究室生活を送ることができます。この観点から、小野研は自分の長所を最大限に伸ばし得る可能性を秘めた場所だと考えています。加えて、研究室見学に行った際に肌で感じた先生や先輩の鷹揚な雰囲気から僕は小野研を選択しました。興味のある方は是非一度見学に訪れてください!
2021年度がスタートしました。学生メンバーはつぎのようになっています。
M1 小嶋 洋平、福岡 泰地、渡邉 賢
B4 荒谷 優登、小島 杏介、小林 寛法
2021年度のテーマは「のびのびと研究を楽しむ」です。
どのような一年間になるか楽しみです。
小野研にご期待ください!
小野研究室メンバーの卒論発表会が下記の日程で開催されました。
神取研・志田研・古谷研・小野研合同で開催され、緊張感が漂う発表会でした。
小野研はスーツ着用という気合いの入れ具合(笑)であり、発表もそれに見合った充実した内容でした。
今後の更なる発展が楽しみです。
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2021年度生命・応用化学科 卒業論文発表会
3/1(月)2号館1階 0211教室
小嶋 洋平
【キナクリドンホウ素錯体におけるアルキル鎖導入効果に関する研究】
福岡 泰地
【有機薄膜太陽電池用途に開発されたホウ素錯体の側鎖の影響】
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小野研究室メンバーの修論発表会が下記の日程で開催されました。
今年のプログラムは無機分野と有機分野の間に入ったため、
例年とは異なる緊張感がありました。
副査の迫先生から鋭い指摘にタジタジする場面もありましたが、
3人ともそれぞれの個性を活かした発表だったと思います。
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2020年度生命・応用化学専攻(生命・物質化学分野)修士論文発表会
2/17(水)5212(103)教室
ZHENG Shaokun
【ビス(ホウ素ケトイミナート)誘導体を用いた発光性分子集合体の研究】
廣嶋 孝治
【有機太陽電池アクセプタ分子への応用を目指した新規ホウ素錯体の開発】
森 義貴
【ジオキサボリン誘導体の分子集合体特性と理論的考察】
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2021年度の研究室配属者が決定しました。
優先配属者2名を含む3名です。
これにより、小野研メンバーは大学院生(M1)3名を含めて計6名です。
2021年度はM2不在の年になりますが、頼もしいメンバーの加入で心強いです。
少数精鋭の小野研の研究動向にもぜひ注目してください!
2021年度研究室配属者
荒谷優登君・小島杏介君・小林寛法君
小野研在籍者2名を含む3名が合格しました。
1名は愛知工業大学の学生さんです。
在籍者2名はコロナ禍で試験勉強の時間ができたためか、
無事に合格しました。
正直かなり心配していましたが、取り越し苦労に終わりました・・・。
また、愛知工業大学の学生さんも合格し、来年度から楽しみです。
小野研究室の論文がChemistry – An Asian Journal誌のFront Coverに選ばれました。
研究論文「Synthesis and Photovoltaic Properties of Boron β-Ketoiminate Dyes Forming A Linear Donor-π-Acceptor Structure」Link
色素増感太陽電池の受光層は、「ひまわり畑」のイメージとして見ることができます。酸化チタン電極を覆う色素増感剤がひまわりであり、それが太陽光を吸収します。Front Coverに採用された絵はその様子を描写しています。本論文では、直線形のβ-ケトイミネートホウ素色素を合成して色素増感太陽電池に使用しました。この外部量子効率(IPCE)測定で最大変換効率が80%に達し、屈曲した構造をもつβ-ジケトネートホウ素色素の場合よりも効率が大幅に改善しました。本研究は有機ホウ素化合物による新たな色素増感剤を提案するものであり、今後、実用化研究への発展が期待されます。なお、本研究は産業技術総合研究所の舩木敬博士との共同研究によるものです。
A sunflower field is often seen as an image of the active layer of dye‐sensitized solar cells (DSCs). Dye sensitizers that cover titanium oxide electrodes absorb sunlight. In this study, linear dyes containing boron β‐ketoiminate were synthesized and applied to DSCs. Their maximum incident photon‐to‐current conversion efficiencies reached 80% and were higher than those of DSCs using boron β‐diketonate dyes with a bent molecular structure. The photovoltaic characteristics revealed the effective process of light absorption–excitation–electron injection. More information can be found in the Full Paper by Katsuhiko Ono et al.
新B4として小嶋洋平君と福岡泰地君が小野研メンバーに加わりました。
新型コロナ禍での参加になりましたが、それにめげず頑張って欲しいです。
今後の活躍を期待しています!
日本化学会第100春季年会 (2020)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のため2020年2月26日に中止が決定されました。また、本年会での発表は2020年3月5日(木)の予稿集の発行をもって成立することになりました。当研究室からは、下記2件の発表を予定していました。
日本化学会第100春季年会 (2020)
東京理科大野田キャンパス
2020年3月22日(日)12:30-14:00
1PB-049 鄭 少坤、小野 克彦
ボロンβ-ケトイミネート化合物を用いた分子集合体の作製と物性
2020年3月23日(月)10:50-11:0
2C3-12 小野 克彦、佐倉 裕規、弓岡 史奈
直線形ドナー-π-アクセプタ構造を与えるボロンβ-ケトイミネート色素の合成と太陽電池特性
2019年11月25–26日に 第3回材料科学フロンティア研究院国際シンポジウムが名古屋工業大学で開催されました。当研究室からは、松岡拓哉君、森義貴君、武田昌之君がポスター発表を行いました。
3nd FRIMS International Symposium on Frontier Materials
ポスターセッション
2019年11月25日(月)16:05-17:35 4号館ホール
Takuya Matsuoka
Synthesis, photoluminescence properties, and crystal structures of 2,5-diaryl-N-Boc-pyrroles
Yoshitaka Mori
Solid-state electronic properties based on assembly of 4,4’-bis[(6,6’-diphenyl)-2,2-difluoro-1,3,2-dioxaborine]
Masayuki Takeda
Synthetic method for 6,13-dihydroxyquinacridone via difluoroboron chelation to quinacridonequinone