研究室ニュース

今年の研究室旅行は信州の旅を満喫して来ました。初日は、松本でフランス式階段工を見学し、諏訪湖畔で温泉に入りました。二日目は、諏訪大社に祈願をして(何を!?)、たてしな陶房に寄って帰ってしました。

4月から新4年生を迎えて新体制がスタートしました。
徳海 裕也、廣嶋 孝治、森 義貴

研究室メンバーの活躍を楽しみにしています!
https://ono.web.nitech.ac.jp/wordpress/member


2018年4月小野研究室(鶴舞公園)

2018年3月20–23日に日本化学会 第98春季年会 (2018)が開催されました。当研究室からは、1名が口頭発表、2名がポスター発表を行いました。

πスペーサーを有するホウ素キレート化合物の半導体特性
◯杉浦 壮、鈴木啓司、小野克彦
※有機n型半導体の実験的および理論的に考察に関する発表

キナクリドンキノンBF2 錯体の構造及び生成メカニズムの解明
◯森谷晃一朗、島田涼平、小野克彦
※BF2錯体を利用するキナクリドンキノンとキナクリドンとの変換反応に関する発表

拡張型トリフェニルアミンをもつ(1,3-ジケトナト)ボロンジフルオリド誘導体の合成研究
◯佐倉裕規、阪野圭亮、小野克彦
※双極子モーメントに着目したホウ素色素の開発に関する発表

2018年2月1–2日に材料科学フロンティア研究院主催の国際シンポジウム(2nd FRIMS International Symposium on Frontier Materials)が開催されました。当研究室からも3名がポスター発表を行いました。

Molecular Structure and Electrochemical Properties of Quinacridonequinone BF2 Complex
〇Koichiro Moriya, Ryohei Shimada, Katsuhiko Ono

Boron β-Ketoiminate Organic Dyes for Dye-Sensitized Solar Cells
〇Fumina Yumioka, Katsuhiko Ono

Synthesis and Properties of BF2 Complex Dye with Improved Linearity
◯Yuki Sakura, Keisuke Banno, Katsuhiko Ono

       
K. Moriya                   F. Yumioka                 Y. Sakura

山口裕二先生(東京化成工業)による実務型教員の大学院講義を開講しました。本講義により有機エレクトロニクスの面白さを改めて実感することができました!

講義科目・日時等
講義名:超分子固体化学特論
講師:山口 裕二 氏(東京化成工業株式会社)
日時:1月23日(火)1コマ目(8:50~)
場所:1号館1階大学院ゼミ室

講師紹介
山口氏は、東京化成工業において有機エレクトロニクス関連薬品について、実際にデバイスを組んでその品質を検証しています。近年ではこの技術を利用して受託研究を開始しており、次世代デバイスに関する高い技術力が注目されています。このため、氏の講義から次世代産業の最前線を知ることができます。

講義概要
1自己紹介
2東京化成工業株式会社の紹介
3有機エレクトロニクス概要
4有機トランジスタ概要・基礎
5有機太陽電池概要・基礎

有機エレストロニクスの基礎から最前線に関して大変興味深いお話が聴けました。この分野の利用に関する将来展望などもあり、普段接することのない企業研究の目線からのお話がありました。

小野克彦

M2の牧野雄也君が第48回中化連秋季大会で発表しました。今回は、特別討論会 「躍進する有機化学 」にエントリーしました。落ち着いて発表することができ、とても良かったと思います。本研究は前駆体法を利用する製膜プロセスに関するものです。まだまだ発展途上であり、ご指摘を参考にさらなる発展を目指していきます。なお、本研究においてOFET測定をして頂いた名古屋工業大学 電気・機械工学専攻 曽我哲夫教授と岸直希准教授にお礼申し上げます。

第48回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
会 期 平成29年11月11日(土)-12日(日)
会 場 岐阜大学
ホームページ http://www.c-goudou.org/chukaren48/

講演番号 1E02 (11月11日 9:30-9:50)
講演者  ○牧野 雄也 ・今枝 優太・小野 克彦
演題    Boc 基を用いた熱変換型有機半導体の開発

 

烏田諭志君の研究を一部まとめた研究論文がHETEROCYCLESに発表されました。この研究はマクロサイクル化合物N-MCの超分子集合体に関するものです。予想外の知見が得られたため、Communicationとして発表しました。ご興味があればご一読ください。

論文タイトル:45,85-DI-tert-butyl-1,3,5,7(2,5)-tetraoxadiazola-2,6(2,6)-dipyridina-4,8(1,3)-dibenzenacyclooctaphane
著者:K. Ono, S. Karasuda, and M. Tomura
共同研究機関:分子科学研究所
ジャーナル:HETEROCYCLES

小野研究室の研究紹介ビデオがYouTubeにアップしました。創造工学教育課程の学生さんを対象としたものですが、高度工学教育課程の学生の皆さんも勿論見て下さい。また、名工大に興味のある高校生の皆さんもぜひ参考にしてください。本ビデオを見て少しでも本学に興味をもってもらえると幸いです。実際は、噛み噛みでしたが、とても上手に編集してもらいました。

研究紹介(21)有機機能化学~創造工学教育課程@名古屋工業大学
link

とうとう小野研にもリサイクル分取HPLCがやって来ました。研究助成先ならびに日本分析工業株式会社に感謝申し上げます。これで合成試料の精製に強力な手法が増えました。今後の研究展開がとても楽しみです。

LaboACE LC-5060

小野研究室の学生が第28回基礎有機化学討論会で発表しました。それぞれの発表演題は下記に示す通りでした。ポスター発表へお越しくださった方にお礼を申し上げます。

第28回基礎有機化学討論会
会 期     平成29年9月7日(木)- 9日(土)
会 場     九州大学 伊都キャンパス
ホームページ   http://www.chem.kyushu-u.ac.jp/~poc28/index.html#subject

ポスター発表
講演番号
講演者  ○石河 文康・小野 克彦
演題    ベンゼン系溶媒中でのビス(ジオキサボリン)誘導体の発光挙動

講演番号
講演者  ○杉浦 壮・鈴木 啓司・小野 克彦
演題    アセチレンで架橋されたホウ素キレートの電子物性

講演番号
講演者   ○弓岡 史奈・舩木 敬・杉原 秀樹・小野 克彦
演題     β-ケトイミネートホウ素錯体色素の太陽電池評価